- ◆短冊と線香による先祖供養─ダイジェスト◆
(まず「先祖供養について」のカテゴリー記事を読んでください)
※随時改訂あり。床供養ダイジェストは後半に。
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【はじめに】
家族の理解を得られない環境では、無理に供養してはいけません。
家族の反対がある場合は、感謝想起のみに切り替えましょう。
◇日々の供養においては、神棚がある場合は神棚を先にお祀りしてから先祖供養の順となります。
(※大祓祝詞の上奏は神祭りに含まれる所作です。祝詞を上奏する場合は、祝詞上奏を終えてから先祖供養をしましょう。
供養後や、供養中に並行して祝詞上奏すると、先祖霊が祓われてしまい、供養になりません。)
- 必要道具
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- 寄り代(短冊か位牌)
※寄り代なしで線香のみで供養するのは厳禁。
- 短冊立て(寄り代が短冊なら必須。位牌の場合は不要)
- 線香
- 線香器(香炉)・灰
- 防火兼灰受けの大皿
- 安定感のある供養台(仏壇使用の場合は不要)
- 【寄り代(霊位の短冊)】
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- 短冊を寄り代にする場合は、必ず短冊立てに挟んで固定させる。壁に立て掛けたり、柱に貼り付けるのは厳禁。
- 短冊は長さが30cmぐらい、白色無地のものを。
(文具店で50〜100円程度で、又は100円ショップでも購入可)。
- 市販の短冊は、折ったり切ったりせずに、既製の大きさで使用する。
- 色紙を短冊のように細長く切るのは駄目。
- 海外在住で短冊が入手困難な場合のみ、白い厚紙を短冊大に自作しても良い。
ただしダンボール紙は中が空洞なので駄目。ペラペラする薄手の紙は論外。
- 文字は供養する本人が自分で書く。字の見栄えよりも供養者自身が書くことが大事。
家族数人で供養する場合は、供養する家族の誰かが書いたものであれば良い。
- 寄り代の文字は黒色または金色で書く。
理想は墨だが、マジックや筆ペンで書いてもよい。(墨>金=黒)
- 寄り代に下書きしてなぞって書くのはダメ。下手でも良いから自筆で直書きする。
- 「位」の字は必須。分かりやすいように、太く大きめに書く。
- 寄り代の裏面は無地で。戒名・梵字・「生かして〜」などを書いたりしない。
- 完成した寄り代に、穴を空けたり切ったり、傷をつけるようなことをしない。
- 寄り代をラップなどで包まない(多少、汚れても構わない)。
- 一度使い始めた寄り代はなるべく長く使用する(伊勢白山道氏は35年近く使用中)。
線香の煙で変色しても替える必要はないが、目立つ汚れや破損が気になる場合は替えれば良い。
気にならなければそのまま使用。
- 捨てるときは、白い紙に包み、できるだけ折ったり切ったりせずにそのままの状態で、ゴミ箱に捨てる。
- 供養中は寄り代に触れたりしない。
- 仕舞う時など寄り代に触れる必要がある時は、素手ではなくティッシュや布を使う配慮を。
- 寄り代は出したままの常設が理想的だが、
仕舞う場合は、線香が燃え終わった後、1時間程度経ったのちに仕舞うのが良い。
- 仕舞う場合は、本に挟んだりせず、白い布などに包み丁寧に扱う。
- 寄り代は、基本的に同じ姓を使用する家族全員が同じ寄り代で供養すれば良いが、
家庭の状況に応じて、各自個別の寄り代で供養してもかまわない。
(例:家庭の宗教上の問題で各自の部屋で供養したい、異なる姓の人と同居している場合・・・など)
- 引越しをしても先祖供養の寄り代等一式は同じものを継続して使用(床供養では寄り代や灰は交換)。
- 【記入する苗字】
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- 基本は、現在名乗っている姓のみを使用。故人の個人名は無いほうがよい。
- 夫婦別姓の場合、夫の姓での供養が好ましい。
- 離婚した場合も、現在使用している姓で。子供がいる場合は子供の姓でも可。
- 離婚後も旦那姓を名乗っているが、実家からの援助が多い場合は、供養のみ実家の姓で。
- 漢字を旧字・新字の両方使用している場合は好きなほうで。
- 外国籍の場合、カタカナで記入。
- 【短冊立て】
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- 寄り代が短冊なら、短冊立ては必須。壁に短冊を立て掛けたり、柱に短冊を貼り付けるのは厳禁。
- 短冊の両端をしっかり挟み、風で倒れたりしないように必ず固定できる物を使用すること。
- 材質は木製が良い。
- 木片2つに切り込みを入れて自作するのも良い。
- 短冊を挟んだ時に隙間がありグラつく場合は、紙を挟んで固定する。
- 【すでに位牌や霊璽がある場合】
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- 位牌に「○○家先祖代々の霊位」と書かれていれば、その位牌を使用し、仏壇内で供養すればよい。この場合の位牌は30cm未満でもよい。
仏壇内に寄り代を置く場合は、一番手前下方(線香器に近い位置)に置く。
- 位牌に「位」の字がない場合は、「位」まで書いた短冊を別途用意し、それを寄り代として使用。
- 「霊璽」となっている場合も、短冊に「霊位」と書いた寄り代を別途作成して使用。
- 位牌に戒名や故人名が書かれている場合も、
別途、「○○家先祖代々の霊位」の寄り代を作成して使用。
- 回出位牌(繰り出し位牌)は、「○○家先祖代々の霊位」と書かれていれば寄り代として使用可。
- プラスチックやガラス製の位牌は機能しないため、別途、寄り代を用意。
- 位牌や霊璽とは別に短冊の寄り代で供養する場合、
短冊の寄り代を一番手前(線香器に近い位置)に置き、
故人名や戒名がある位牌は、寄り代の後列に並べるか、仕舞って過去帳に故人名を記す。
- 寄り代が仏壇に入らない場合は、仏壇の前に供養台を設置して供養を行えばよい。
- 寄り代として位牌を新規に作成する場合は、書体は自筆ではなく業者任せで良いが、「○○家先祖代々の霊位」という書き方は指定すること。
- 新規の位牌でも魂入れは不要。
- 【近親者が亡くなった場合/葬儀・忌中喪中期間の寄り代】
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- 近親者が亡くなり、葬儀をする場合、また忌中喪中の供養も、
伊勢白山道の型による供養は、日々使用している供養者の姓の寄り代のみが理想。
基本的には故人名を書いた寄り代や戒名は不要。名前を残しておきたい場合は過去帳に記す。
- 家の習慣で故人の名前で寄り代を作った場合は、
いつもの寄り代の後方に、故人名の寄り代を置いて供養をする。
故人名の寄り代は、短冊ならば49日〜1年たてば処分し、位牌ならばそのまま後方に置いておく。
- 位牌は数年たって不要と感じれば、近隣の寺に処分をお願いしてもよい。
- 【線香】
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- 神社や寺院の特製線香では無く、市販の線香が良い。
- 煙は微煙よりも普通の量のほうが好ましい(匂いの種類よりも煙の量が重要)。
- 短い線香は先祖供養に不向き。市販の仏前線香の長さ(10cm以上)が良い。
- 命日やお盆などの記念日には、長い線香を捧げても良い。平時は普通の長さで充分。
- どんな長さの線香でも、既成の長さをわざと折って短くした線香を使ってはいけない。
意図せず折れてしまった線香は、3本目のみに使って良い。最初の2本には絶対に使用しない。
- 虫除け・蚊取り用の線香を供養を兼ねて使うのは駄目。先祖を供養するために線香を用意すること。
- ロウソクは防火の観点から不要。ライターで着火。
- 点火前の2本の線香の長さが、3本目の線香よりも短くならないように(多少の差はOK)。
- 線香が燃焼中および消火後も30分は外出しない。留守中の供養は厳禁。
- 一旦点火した線香には、倒れたりしない限り、触れたり消したりしない。
- 1度の供養で3本より多く供えるのは無意味。3本が霊的にも重要。
- 煙量を増すために複数本を束ねたり接着したりしない。細くても既成のままで1本とする。
- 線香の箱やライターは、供養台や、台の下の空間に置かない。供養台から下ろした横に置くのはOK。
- 線香燃焼後に消火の確認を忘れずにする。
- 【線香器(香炉)・灰】
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- 線香器(香炉)はどんぶり茶碗などで代用可(無地で白っぽい厚手のものが良い)。
- 線香を立てるのは灰が理想。海外で灰を入手できない場合は、重曹など難燃性のもので代用可。
但し、海辺や川辺の砂は使用しない。塩も不可。
使用済みコーヒー豆や穀物は、燃えるので厳禁。
- 線香器(香炉)の下に皿などを敷く(灰受け、線香倒れや器の加熱による出火防止)。
- 線香燃焼後の消火確認を忘れずに。灰の中の種火も注意。
- 灰には素手で触れたりしない。燃え残った線香はピンセットなどで定期的に除去し、水につけて廃棄。
- 灰を捨てる場合は、袋に入れ、水で濡らし、ゴミとして廃棄する。排水に流したりしない。
- 寄り代など供養一式を仕舞う場合でも、線香器だけは防火の観点から仕舞わずに出しておく。
- 【供養台】(仏壇内に寄り代を設置する場合は不要)
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- 木製の高さ30〜50cmの安定した台が良い。無地で自然な色合いの物が良い。理想は八足台。
- 見た目の印象でも頑丈で安定感があることが大事。弱々しい印象になる台は駄目。
- 台面がスノコ状で隙間があるものや、ガラステーブルは不可。
- キャスター付きや、細い脚、折り畳み脚も不向き。
※キャスターにストッパーがあっても使用不可。不安定な外観がダメ。
- 3つ脚テーブルも不安定感があり不可。4つ脚以上の台を。
- ダンボールは不安定で、防火面でも駄目。
- 短冊立てが、台のふちギリギリになったり、台からはみ出るような置き方をしない。
台上の安定感やスッキリ感も大事(端から1センチ〜あればOK)。
寄り代と線香の皿を置けない場合は、供養台2個を並べてもよい。
- 台の下の空間や、台上には何も置かない。線香やライターも置かない(台から下ろした横に線香を置くのは可)。
過去帳がある場合は、台の上で寄り代の横・正面左側に置いて供養すると良い。
- 【供養する場所】
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- 仏壇がある場合は仏壇内に寄り代を置いて行う。
狭ければ仏壇の前に供養台を置き、そこで供養すれば良い。
但し、仏壇が新興宗教仕様の場合は、その仏壇から離れた場所で供養する。
- 仏壇内に寄り代を設置する場合は、床面からの高さは気にしなくて良い
(仏壇内が次元階層を表す須弥壇になっているため)。
仏壇以外の場所では、高さ30〜50cmの安定した台の上で、寄り代の上方は50cm以上の空間があるほうが良い。
- 床置きや床に近い低い位置での先祖供養は厳禁。
- ベランダでの供養は厳禁。
- 窓の近くでの供養は避ける。
理想は壁が背になる場所。壁面には接着させず、3cm以上の間を空けて設置。
- 住宅事情により窓の近くで供養する場合、供養中は窓を閉める。
寄り代の「背面」が、外から室内が見える窓になる場合、
高層階でもカーテンなどで視界を隠し、窓辺からは1メートル以上離れた所で行う。
窓が寄り代の横になるのは問題ない。
- 階段の真下に位置する場所での先祖供養は厳禁。
壁で階段が仕切られていても、構造上、階段真下になる場所では厳禁。
- 床の間(とこのま)は、神棚設置には良いが、供養には不向き。
床の間に神棚を設置し、その下方で供養する場合は、供養台を床板から降ろし、畳の上に置く。
- 神棚との並列位置での供養は駄目。必ず神棚よりも低い位置で。
- 神棚と同室で先祖供養する場合は神棚の下方で供養するのが理想。
- 家屋内で、1階と2階で神棚と仏壇を分けて設置する場合は、2階に神棚、1階に仏壇が望ましい。
(住宅事情で、1階に神棚、2階で線香供養となっても構わない)
- 供養の時だけテーブルの上などで寄り代と香炉を置いて行っても構わないが、
テーブルの上は供養一式のみを置き、他の物は片付ける。
- 供養場所の1メートル四方には物を置かず、清潔にしておく。
- 電化製品、石、仏像は供養場所から遠ざける。
- 鏡に寄り代が映り込まない場所で行う(鏡に布を掛けるのは可)。
- 方位は気にしなくてよいが、可能なら西向き(西を拝む向き)を避ける。
- 基本的に、汚れもあるイメージの場所では先祖供養しない。
- トイレ、玄関、風呂、車の中での先祖供養は不適切。
- 台所では可能だが、事前の清掃が大事。
- 出張、旅行など、外泊先ではしない。
- 一つの家の中で、家族それぞれが異なる場所で供養しても構わない。
- 【清掃用のタオル・布巾の取り扱い】
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- 清掃用のタオルやフキンは専用のものを用意し、常に洗濯済みの清潔なものを使う(使い捨てティッシュ等でもよい)。
家具などの清掃タオルと共用しない。
- 清掃に使用したタオルは、使うたびに洗うこと。
他の洗濯物と一緒に洗ったりせずに、専用タオルのみを洗う。
- 1枚の布巾を、神棚 → 先祖供養 →(床供養)→洗浄 の順で使って洗うのはOK。
この逆順で使うのは厳禁(NG例:先祖供養のあとに神棚の清掃に使う…など)。
- 理想は、神棚用・先祖供養用にそれぞれ清掃布巾を用意し、それぞれを毎回使用後に洗う。
(神棚清掃に1枚、先祖供養に1枚、計2枚を先祖供養後に一緒に洗う など)。
- 【時間・タイミング】
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- 留守中の供養は厳禁。必ず在宅していること。
- 線香が消えたあとでも30分は供養が継続中。消火後30分まで引き続き在宅し、外出しないのが理想。
- 神棚がある家では、神祭りを先にしてから、先祖供養の順。
大祓祝詞上奏は神祭り行為に含まれるため、供養と祝詞上奏を同時並行でおこなわないこと。
祝詞上奏をする場合は、祝詞を読み終えたあとに先祖供養を。
- 日の出からの午前10時までが理想だが、日没前後1時間と深夜0時〜4時を避けた時間帯ならば可。
(各自の生活状況に合わせて、臨機応変に)
- 線香の消火確認ができる時間帯を考慮して供養時間を選ぶように。
線香を途中で消すなら、はじめから供養はしないほうがよい。
- 供養回数は理想は1日1度だが、1日2回までなら可(2回目をする場合は3時間〜半日後)。
- 毎日でなくとも、できる時にすれば良い。
- 供養一式は基本的に出したままが良いが、
仕舞う場合は、線香が燃え終わった後も1時間程度はおいてから仕舞う。
線香器だけは、防火の観点から仕舞わずに出しておく。
- 【唱える言葉・お経】
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- お経は唱える必要はないが、これまで習慣で唱えていた場合は止めたりせずに、
最後に[伊勢ー白山道]方式の感謝の言霊を捧げればよい。
- 供養時に言霊を手向ける対象は故人のみ。理想は、故人を指定せずに先祖霊諸霊全体に。
存命中の人に言霊で感謝想起をしたい場合は、供養の時以外の普段の生活の中で。
- 【供物】
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- 伊勢白山道では基本的に、供え物は無くてよい。
- お茶や水の供え物(液体の供え物)は、1時間後ぐらいに下げ、飲まずに廃棄する。
- 食べ物を供えたら、理想は食べずに廃棄する。
捨てずにあとで食べるものは、供えた時点で役割を果たすのですぐに下げてよい。
時間を置く場合でも、長くても1時間以内に下げる。
むき出しの食品ならば早く下げ、包装されているものなら、長めに供えたあとでも食して良い。
- 花のお供えは、生花の切り花ならよいが、棘のある植物や榊は駄目。
鉢植えは厳禁。造花ならば何も飾らないほうがよい。供える場合は対(つい)が理想。
- 人形やぬいぐるみは、供えないほうが良い。
- 【その他】
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- ロウソクは火災の危険もあるので使用しない(ライターで線香に着火)。
- 供養中はむやみに短冊や線香、煙に触れたりしない。
- 供養場所の1メートル四方には物を置かず、清潔にしておく。
- 過去帳だけは、供養台の上、正面左側に置くとよい。
- 供養台や、台の下の空間には、線香やライターも置かないほうがよい(台から下ろして横に置くのは可)。
- 石や仏像などを供養場所の周りに置かない。電化製品もなるべく置かない。
- 故人の写真も置かない。命日のみ出すのは可。
- 部屋の電気は点灯していても、消灯していてもどちらでも構わない。
- 仏具の鈴(リン/おりん)がある場合は、供養のはじめに合図として2回鳴らすとよい。
※神楽鈴は、供養時に振ると先祖霊が寄れないので厳禁。
- ペットが先祖供養する部屋に入ってきてもよいが、供養台周辺に近づかないよう注意を。
- 外国の方は、日本語で「生かして頂いてありがとう御座います」と言ったあとに、
自国語の表現で言うのを1セットとすると良い。
- ◆締め◆
- 先祖供養は大事です。でももっと大事なのは親孝行と感謝想起です。
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- ◆床供養(家と土地の供養)◆
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[注意]
床供養は、上記「伊勢白山道式の寄り代と3本線香による先祖供養」を1年間以上 継続中の人だけがおこなってよいです。
湯気供養はこの実績に含まれません。線香による供養で実績とします。
1年以上の実績があっても、先祖供養をしていない時は床供養もしてはいけません。
供養歴は、その家での先祖供養が1年以上という意味ではなく、「供養者自身」に1年以上の実績があることが大事です。
住まいで何も奇異が無ければ床供養は不要ですが、継続が理想です。
- 必要道具
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- 寄り代(先祖供養と兼用不可)
- 短冊立て(先祖供養と兼用不可)
- 線香
- 線香器・灰(先祖供養と兼用不可)
- 防火兼灰受けの大皿(先祖供養と兼用不可)
- お盆、または折敷
- 【床供養─寄り代(霊位の短冊)】
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- 短冊の大きさや材質形状は先祖供養に準じるが、位牌は駄目。短冊を寄り代として使用する。
- 文字色は黒色のみ。(先祖供養では金色文字も良いが、床供養では黒文字のみ)
- 姓は書かずに「家と土地の霊位」と記入。「位」は大きめに。
(店舗や事業所の場合は「店と土地の霊位」との応用可。この場合は店舗名で「○○店と土地の霊位」としてもよい。)
- ラップで包まないことや、書き損じ、不要になった場合などの取り扱いは先祖供養に準じる。
- 供養中は寄り代に触れたりしない。
- 供養終了後に仕舞う場合は、先祖供養の道具一式と別の場所に片付ける。仕舞う場所も床に近い低めの場所に。
- 引越しする場合、転居前に使っていた寄り代は、転居前の家でゴミに廃棄し、引越し先では新しい寄り代を用意。
短冊立て等一式は、塩水で拭いて継続して使用(灰は新しく交換)。
(先祖供養の寄り代・道具一式は、転居前からのものを新居で継続使用してよい。)
- 【床供養─短冊立て】
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- 先祖供養と兼用不可。必ず別途用意を。
- 仕様は先祖供養用の短冊立てに準じる。
- 先祖供養に使っていた短冊立てを、床供養専用におろすのはよいが
その場合、先祖供養には必ず新しい短冊立てを用意する。
床供養に使用した短冊立てを先祖供養に再度使い戻すのは厳禁。
- 【床供養─線香】
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- 床供養では普通の長さの線香が最適。短い線香も可だが、買い求めてまでは不要。
長尺線香は霊が寄れない場合あり。
- 線香3本でおこなう。並べ方は先祖供養と同じ位置に。
- 煙の量は、微煙は不向き。普通に煙があるものを使用。
- 一旦点火した線香には、倒れたりしない限り供養途中で触れたりしない。
- 【床供養─線香器(香炉)】
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- 先祖供養と兼用せずに、床供養専用を用意。
- 線香器の下に敷く大皿も、床供養専用のものを。
- 香炉の色や形状、灰、取扱いは先祖供養に準じる。
- 引越し先で床供養する場合は、灰は新しく入れ替える(先祖供養では入れ替え不要)。
- 【床供養─お盆・折敷】
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- 床供養専用に用意するのが理想だが、海水塩で洗浄後に来客用に使用してもよい。
- 材質は木製が理想。
- 色は無地が理想だが、生物以外の多少の模様はOK。
- 【床供養─供養する場所】
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- 「床」の基準点は、自分が居住する建物の最下階とする。
(例:2階建て一軒家なら1階が、マンション5階住まいなら5階が床の基準面)
- 先祖供養と同じ部屋で同時に床供養をおこなうことは厳禁。
別の部屋でも、先祖供養の線香が消えてから行うのが理想。
- 先祖供養と同時にする場合は、別の部屋でおこない、床供養の煙と混ざらないように距離をおく。
- 先祖供養と違う時間におこなう場合でも、先祖供養している場所からは1メートル以上離れた所で行う。
- 供養終了後、片付けずに常設する場合も、先祖供養の寄り代と別の部屋に置くのが理想。
- 神棚と別の部屋でおこなうのが理想。神棚と同室の場合は3メートル以上離れた場所で。
- 床の間(とこのま)では、霊が寄れいないため不要。
- 注連縄(しめなわ)からも3メートル以上離れた場所でおこなう。
- 土間やベランダなど土足で歩く場所は不可。
- 店舗や地下室のように床面全面が土足となる場所では、板か敷物を用意して、その上でおこなう。
- 方位はどこでも可(西向きも可)。
- リビングなどの普段に人がいる場所からは、離れた所で行う。
- 廊下での床供養で、人が付近を通るのは問題ない。
- 窓辺近くや、他にする場所がなければ窓が背面でおこなってもよいが、理想は窓を背にするのを避ける(先祖供養では窓を背にするのは厳禁)。
- 階段や、階段途中の踊り場では、不可。
- 階段の真下でおこなうのはよい(先祖供養は階段の真下は厳禁)。
- トイレ付近、風呂場、玄関付近も可(先祖供養では不可)。
- 1メートル四方には物を置かない。石や像、電化製品も置かない。
- 鏡に寄り代が映り込まない場所で行う。
- 複数箇所で同時に行うのは禁止(時間を違えて場所を変えるのは可)。
- 供養終了後に仕舞う場合は、先祖供養の道具一式と別の場所に片付ける。仕舞う場所も床に近い低めの場所に。
- 【床供養─清掃用のタオル】
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- 基本的に先祖供養に準じる。
床供養に使用した清掃タオルを、洗わないまま神棚や先祖供養台の清掃に使うことは厳禁。
神祭りや供養の一連の作業で使う場合、床供養での使用は必ず最後の順に。
- 【床供養─期間・時間帯・タイミング】
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- 期間は7日間行えば、あとは任意の不定期でよいが、継続が理想。
- 床供養は1日のうちどの時間におこなっても良い(先祖供養は日没前後1時間と深夜0:00〜4:00は禁止)。
日没前後や深夜も可能だが、気になる場合はその時間帯を避ければよい。
- 先祖供養の実績が5年以上の人は、深夜におこない放置しても構わないが、
消火確認できる時間に起きている人に限る。
- 1日の回数は、1回が理想。
- 先祖供養と部屋が別でも、先祖供養の線香が消えてからおなこうのが理想。
- 同じ時間帯にする場合は、先祖供養を先に行い、煙が混ざらない場所で行う。
- 線香の消火確認ができる時間帯に留意。
- 【床供養─唱える言葉】
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- 「生かして〜」や「アマテラス〜」の言霊は唱えない。
- 自分なりの言葉で、その場所全体に対して
「この家と土地に住まわせて頂いて ありがとう御座います」や
「この家と土地に関わる霊の皆みな様方、線香をお召し上がりください」 を。
- 故人名を声に出して唱えたりしない。あくまでその場所全体への感謝の言葉を。
- 【床供養─供物】
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- お茶や水を供えても良い。
- 食べ物を供えるのは禁止(先祖供養では可)。
- 【床供養─その他】
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- 手を合わせる時は、座るのが理想だが、場所に応じて立ったままでも構わない。
- 寄り代や線香の取り扱い、供養場所周辺の環境は、先祖供養に準じる。
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