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■寄り代(霊位の短冊)

※寄り代は必須です。寄り代なしで線香のみで供養することは厳禁です。
※位牌を寄り代として使用できる場合は、短冊の寄り代は不要です。(→位牌を寄り代にする場合)

・短冊を寄り代にする場合は、必ず短冊立てに挟んで固定させる。壁に立て掛けたり、柱に貼り付けるのは厳禁。

・短冊は長さが30cmぐらい、白色無地のものを。 (文具店で50〜100円程度で、又は100円ショップでも購入可)。

・市販の短冊は、折ったり切ったりせずに、既製の大きさで使用する。

・色紙を短冊のように細長く切るのは駄目。

・海外在住で短冊が入手困難な場合のみ、白い厚紙を短冊大に自作しても良い。
ただしダンボール紙は中が空洞なので駄目。ペラペラする薄手の紙は論外。

・文字は供養する本人が自分で書く。字の見栄えよりも供養者自身が書くことが大事。
家族数人で供養する場合は、供養する家族員の誰かが書いたものであれば良い。

・寄り代の文字は黒色または金色で書く。理想は墨だが、マジックや筆ペンで書いてもよい。(墨>金=黒)

・寄り代に下書きしてなぞって書くのはダメ。下手でも良いから自筆で直書きする。

・「位」の字は必須。分かりやすいように、太く大きめに書く。

・寄り代の裏面は無地で。戒名・梵字・「生かして〜」などを書いたりしない。

・完成した寄り代に、穴を空けたり切ったり、傷をつけるようなことをしない。

・寄り代をラップなどで包まない(多少、汚れても構わない)。

・一度使い始めた寄り代はなるべく長く使用する(伊勢白山道氏は30年近く使用中)。
線香の煙で変色しても替える必要はないが、目立つ汚れや破損が気になる場合は替えれば良い。

・捨てるときは、白い紙に包み、できるだけ折ったり切ったりせずにそのままの状態で、ゴミ箱に捨てる。

・供養中は寄り代に触れたりしない。

・仕舞う時など触れる必要がある時は、ティッシュや布を使う配慮を。

・寄り代は出したままの常設が理想的だが、仕舞う場合は、線香が燃え終わった後、1時間程度経ったのちに仕舞えば良い。

・仕舞う場合は、丁寧に扱う(本に挟んだりしない)。

・寄り代は、基本的に同じ姓を使用する家族全員が同じ寄り代で供養すれば良いが、 家庭の状況に応じて、各自個別の寄り代で供養してもかまわない。 (例:家庭の宗教上の問題で各自の部屋で供養したい、異なる姓の人と同居している場合・・・など)

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