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■供養する場所

・仏壇がある場合は仏壇内に寄り代を置いて行う。
狭ければ仏壇の前に供養台を置き、そこで供養すれば良い。 但し、仏壇が新興宗教仕様の場合は、その仏壇から離れた場所で供養する。

・仏壇内に寄り代を設置する場合は、床面からの高さは気にしなくて良い(仏壇内が次元階層を表す須弥壇になっているため)。
仏壇以外の場所では、高さ30〜50cmの安定した台の上で、寄り代の上方は50cm以上の空間があるほうが良い。

・床置きや床に近い低い位置での先祖供養は厳禁。

・ベランダでの供養は厳禁。

・窓の近くでの供養は避ける。理想は壁が背になる場所。

・住宅事情により窓の近くで供養する場合、供養中は窓を閉める。
寄り代の「背面」が、外から室内が見える窓になる場合、高層階でもカーテンなどで視界を隠し、窓辺からは1メートル以上離れた所で行う。
窓が寄り代の横になるのは問題ない。

・階段の真下に位置する場所での先祖供養は厳禁。壁で階段が仕切られていても、構造上、階段真下になる場所では禁止。

・床の間(とこのま)は、神棚設置には良いが、供養には不向き。床の間に神棚を設置し、その下方で供養する場合は、供養台を床板から降ろし、畳の上に置く。

・神棚と同室で先祖供養する場合は神棚の下方で供養するのが理想。

・神棚との並列位置での供養は駄目。必ず神棚よりも低い位置で。

・家屋内で、1階と2階で神棚と仏壇を分けて設置する場合は、2階に神棚、1階に仏壇が望ましい。
(住宅事情で移動できない場合は、1階に神棚2階で線香供養となっても可)

・供養の時だけテーブルの上などで寄り代と香炉を置いて行うのも構わないが、テーブルの上は供養一式のみを置き、他の物は片付ける。

・供養場所の1メートル四方には物を置かず、清潔にしておく。

・電化製品、石、仏像は供養場所から遠ざける。

・鏡に寄り代が映り込まない場所で行う(鏡に布を掛けるのは可)。

・方位は気にしなくてよいが、可能なら西向き(西を拝む向き)を避ける。

・基本的に、汚れもあるイメージの場所では先祖供養しない。

・トイレ、玄関、風呂、車の中での先祖供養は不適切。

・台所では可能だが、事前の清掃が大事。

・出張・旅行など、外泊先ではしない。

・一つの家の中で、家族それぞれが異なる場所で供養しても構わない。

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