■床供養─供養する場所
・「床」の基準点は、自分が居住する建物の最下階とする。
(例:2階建て一軒家なら1階が、マンション5階住まいなら5階が床の基準面)
・先祖供養と同じ部屋で同時に床供養をおこなうことは厳禁。別の部屋でも、先祖供養の線香が消えてから行うのが理想。
・先祖供養と同時にする場合は、別の部屋でおこない、床供養の煙と互いに混ざらないように距離をおく。
・先祖供養と違う時間におこなう場合でも、先祖供養の場所からは1メートル以上離れた場所で行う。
・供養終了後、片付けずに常設する場合も、先祖供養の寄り代と別の部屋に置くのが理想。
・神棚と別の部屋でおこなうのが理想。神棚と同室の場合は3メートル以上離れた場所で。
・床の間(とこのま)では、霊が寄れいないため不要。
・注連縄(しめなわ)からも3メートル以上離れた場所でおこなう。
・土間やベランダなど土足で歩く場所は不可。
・店舗や地下室のように床面全面が土足となる場所では、板か敷物を用意して、その上でおこなう。
・方位はどこでも可(西向きも可)。
・リビングなどの普段に人がいる場所からは、離れた所で行う。
・廊下での床供養で、人が付近を通るのは問題ない。
・窓辺近くや、窓が背面になってもよい(先祖供養では窓を背にするのは厳禁)。
・階段や、階段途中の踊り場では、不可。
・階段の真下でおこなうのはよい(先祖供養は階段の真下は厳禁)。
・トイレ付近、風呂場、玄関付近も可(先祖供養では不可)。
・1メートル四方には物を置かない。石や像、電化製品も置かない。
・鏡に寄り代が映り込まない場所で行う。
・複数箇所で同時に行うのは禁止(時間を違えて場所を変えるのは可)。
・供養終了後に仕舞う場合は、先祖供養の道具一式と別の場所に片付ける。仕舞う場所も床に近い低めの場所に。